クラシックボランティア ハートコンサート 誕生の秘密

東京麹町ライオンズクラブ会長のお別れ例会の時に、身障者の方々のボランティア活動も素晴らしいことですが、私たちも一緒に楽しみながらできるアクティビティはないかと考えて、クラシック音楽を勉強している若い音楽家に演奏の場所を提供し、奨学金を差し上げて、一緒に楽しめる奉仕活動を目白のフォーシーズンホテルの宴会場で1995年6月27日蛍とイタリア料理も楽しみながら開催しました。当時幹事だった橘薫Lのお嬢様理恵子様と友人の高橋香苗様による「ドーリー組曲」の連弾から始まりました。その年5月8日に国際ソロプチミスト東京ー麹町のチャーターナイトがホテルニューオータニで盛大に行なわれ、千代田区長、麹町ロータリークラブ等と一緒にご招待されました。その時の会長熊切冨子様とのご縁の始まりです。熊切様に音楽を通してのボランティアのお話をしますと、大変賛同頂きまして、第2回目を同年9月20日ホテルニューオータニスイセンの間で、橘様に又お願いして音楽会を開催しました。当日ご出席頂きました向徹男Lの友人武蔵野音楽大学助教授岡田徹郎先生にも、ボランティアの精神にご賛同頂き、以来演奏のプログラム・出演者につきましてはすべてお任せして現在に至っています。翌年からは年1回の開催とし、その代わり、岡田先生の発案で、年の暮れに、最後にベートーベン交響曲第九を皆で歌って、心新たに新年を迎える趣旨に変わりました。名前も「ハート コンサート」から愛宕山LC見上良也L(元330−A地区ガバナー)に「クラシックボランティア ハートコンサート」と命名していただきました。
ソロプチミスト東京ー麹町の皆様には共催いただいて、いつも沢山のメンバーにご出席頂いています。私はライオンズクラブは退会しましたが、妹尾裕夫Lをはじめたくさんのライオンのメンバーにも支えられています。
見上ガバナーの時に、有明のコロシアムで、松岡修三と子供達とのテニス大会を開催しました。その時、皆さんに更に楽しんで頂く為、バザーや模擬店の会場をオープンして約8,000人を集めた責任者の若林夫妻とお会いしました。第10回目の記念行事として音楽をDVDにして全員に配ったり、パンフレットやプログラムを毎回作っていただいています。山谷一秀さんは、私の大学の時のゼミの親友の安田君の紹介で、第10回の小鼓の藤舎花帆さんを推薦したり、毎回メルシャン、日本リカー、木の国酒造のご紹介を頂き毎回美味しいワインをプレゼントしていただいています。
昨年から、友人角倉健一朗さんのお嬢さんの紘子さんにDVD及びホームページの制作をお願いしております。このホームページを利用して、若い演奏家の皆さんが更に飛躍のお手伝いが出来れば幸いです。私の友人の言葉に、「食べ物は身体の栄養素、音楽は心の栄養素」とありますが、物質的な豊かさではなく、心の豊かさを求めて、皆さんと一緒に美味しい心の栄養素を味わって、更なるご健勝を祈願いたします。

コンサート実行委員 渡辺庸